天気痛について②

前回は天気痛の仕組みについて書きました。

今日はなぜ個人差が出るのか書いていきますね。

まず古傷が原因の方。
過去に大きな捻挫をした経験があるとします。

痛みがとれ、日常生活も送れるぐらい改善できたとしても、他の健康な関節と比べると少し不安定になってしまいます。

その不安定な関節を支える為に周囲の筋肉は常に緊張し続けます。それでも痛みが出ない程度に収まってくれていた箇所ですが、気圧が下がり細胞が膨張すると、その緊張していた筋肉の圧力がさらに高まり、血管や神経を圧迫します。

それが重だるい痛みや疼くような痛みの原因になるのです。

頭痛なども同じような原理です。

日常生活では
頭や身体を傾ける姿勢を続けていると、骨組みだけで支えることができず筋肉や筋膜部分に負担が蓄積され、筋肉が緊張したり柔軟性が低下したりします。それが慢性疲労の状態です。

現代社会では偏った姿勢で行う作業が多く、普段は痛みなどの症状を感じていない方でも筋肉の緊張が高まっていることが多いです。

筋肉が緊張した状態にさらに低気圧によって身体の「膨張」が加わってしまったらどうなるでしょうか?

なんとか痛みが出ないレベルに収まっていた方でも、血管や神経がさらに圧迫され、それに関連した痛みや頭痛が襲ってくることになります。

じゃあ天気痛てどうしたらいいの?

ご説明した通り、低気圧からくる痛みは急に出現しません。

身体の負担が蓄積されていることが前提とし、症状が出ることが多いです。

その負担を取り除いてあげれば天気痛は出ないと考えられます。

決して手のほどこしようのない状態ではありません。

諦める前に一度ご相談頂ければと思います。